ぶちのブログ

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東大の大学院を中退して、エンジニアとして就職した話

はじめに

退学Advent Calendar 2018 の5日目の記事。 比較的前向きな中退です。

自己紹介

東大の化学系の学科から、化学系の大学院に進学。高校1年の頃から卒論を書き始めるまでは、将来の夢は化学者になることだった。今年の頭の時点で、大学の講義でしかプログラミングを書いたことがなく、エンジニア経験は皆無。講義では、Rubyで簡単なDPを書いたり、Fortran微分方程式の数値解を求めたりしていた。

 2018年にしたこと

休学・中退の理由

1~3月に卒論の闇に飲まれ、化学の研究に向いていないことに気づく。春休みにキャリアチェンジを考え、プログラミング(Python)を始め、楽しさを知る。 大学院に進学後も、研究に向いていないという思いは払拭できず、休学していろいろ試す。その中で始めた就職活動でうまく行ったため、そのまま社会に出ることを選択し、退学届を提出。

進路選択

研究がしんどすぎて、5月くらいには、化学系の大学院を卒業する気はほとんどなくなっていた。当時の選択肢は以下の3つだった。

  • 東大の情報系の大学院の進学
  • 国家公務員総合職(大卒区分、化学・生物・薬学)
  • エンジニアとしての就職

というわけで、東大の情報理工の院試勉強と、国家公務員総合職の受験と、エンジニアの就活(とそのためのプログラミングの勉強)を並列して行っていた。 データサイエンティストになろうと考えて、GCIも受講していたし、AtCoder競技プログラミングをやったりもした。kaggleもやりたかったが流石に時間がなかった。後述するが、インターンの成果物を作るためにPythonOpenCVを使ったスクリプトを書いたりもした。

院試勉強は、研究自体が嫌になっている自分に気づいたために断念。国家総合職にも合格したが、面接でスーツを着なければいけないことが苦痛だったこともあり、官庁訪問には行かなかった。 7月くらいにはエンジニアの就活一本に絞り、長期間のインターンに参加するためには休学が必須となったため、休学を決意。

就活

5月~6月に3つインターンに応募した(webエンジニアと機械学習エンジニア2つ)。成果物は何もなかったため、締切直前の週末にpythonで何かを作って、それでエントリーをするのが続き、割としんどかった。運良く3週間の機械学習エンジニアインターンに合格できた。

また、なんとなく登録したWantedlyでデータ分析のインターンにもスカウトされたので、掛け持ちすることにした。

6月半ばに逆求人イベントに参加して、人生初のモテ期が到来した(?)。そのイベントから2ヶ月弱のwebエンジニアのインターンに参加することに決まり、また、様々な職種の選考に進むことができた。この時点ではまだPythonしか書いていなかったが、webエンジニアのインターンのためにRuby on RailsJavascriptRDBやネットワーク関連など、最低限の知識を勉強した。

6~7月はデータ分析、7~8月は機械学習、8~9月はwebエンジニアというように働いているうちに、webエンジニアが能力的にも性格的にも向いていると感じ、完全にwebエンジニア志望になった。

最終的には、どのインターン先からも、受ければ内定を頂けそうな雰囲気があったが、他で選考が進んでいた企業のエンジニアに惚れ、その人と一緒に働くためにその企業に就職することにした。

現在

内定者インターンとして、実際に仕事をして、非常に充実した日々を送っています。具体的には、システム開発をしたり、LT会を開催したり、採用イベントに参加したり、色々やらせて頂いています。本当に楽しいです。

感想

とりあえず色々やってみるのが功を奏したのかなと思っています。今の所は、自分の選択には後悔していないです。 エンジニアとして働く上で、国内にいる限り修士号はそれほど必要ないという主張もよく聞いたので、あまり躊躇せずに中退しました(欲しくなったらもう一度大学院に進学すれば良いかなという軽い気持ちもあります)。

休学していたので、復学という選択肢もあったし、来年以降に国家公務員の官庁訪問をするという選択肢もあったため、心の余裕はそれなりにあったのが良かったと思います。

また、大学の学生相談室や、知り合いの知り合いとして紹介してもらったu++さん(→u++さんの退学エントリ)、GCIの講義担当者、逆求人イベントの会社の方、選考を進めていた様々な企業の方々、インターン先の方々、友人、家族など、誇張ではなく50人以上の人に相談できました。本当に皆様に感謝しています。

いろいろな人と出会えたという時点で、休学して色々やってみたのは非常に良かったと思います。大学で研究だけしていた時期よりも遥かに視野が広がりました。

進路に悩んだら、休学していろいろな人と話したり、いろいろなところで働いたりするという選択肢は非常に有力だと思います。これは本当に学生だけの特権で、自分の場合は3社で、しかも全て別の職種として実際の業務に関わることができました。こういった経験は、社会人になってからは決してできない経験だったと思います。

改めて、関係者の皆様、本当にありがとうございました。